墓じまいの費用はいくらかかる?総額の相場と補助金・安く抑えるコツ

墓じまいの費用

「子どもたちに迷惑をかけたくない」そんな思いで終活を始めたあなた。でも、先祖代々のお墓をどうするか、頭を抱えていませんか?

放置すれば「無縁仏」となり、荒れ果てた姿をさらすことに。かといって、墓じまいには驚くような費用がかかると噂で聞いて、二の足を踏んでいる方も多いはず。「えっ、そんなにかかるの?」「年金だけで払えるかしら…」その不安、放っておくと子ども世代に数百万円の借金を背負わせるのと同じことになりかねませんよ!

今こそ、大切なお金を守り、心の重荷を下ろすための「賢い墓じまい」の知恵を身につけましょう。損をしたくない方だけ、この先を読んでください。

結局いくらかかるの?墓じまいの「総額」と内訳をズバリ解説

「墓じまい」と一言でいっても、実はやることは山積みなんです。私が以前相談を受けた60代の男性も、「石を撤去するだけでしょ?」なんて軽く考えていて、後から見積もりを見て顔を真っ青にしていました。

まずは、敵を知ることから始めましょう。費用は大きく分けて3つのステップでかかってきます。

墓石の撤去と更地戻しにかかる費用

今あるお墓を片付ける工事費ですね。これはお墓の広さや、石の量によって変わりますが、一般的なお墓(約2〜3平方メートル)だと、だいたい1平方メートルあたり10万円から15万円くらいが相場と言われています。

ただ、これには落とし穴があって、お墓が山の上にあったり、道が狭くて重機(クレーンなど)が入らなかったりすると、「手作業」になって人件費がドンと跳ね上がることがあるんです。私の友人は、階段が長いお墓だったために追加料金を取られて、「膝も痛いし財布も痛い」と嘆いていました。

お寺さんへの「離檀料」とお布施

これが一番見えにくくて、不安な部分ですよね。今までお世話になったお寺を離れる際にお渡しするお金です。 法的な決まりはないんですが、一般的には法要のお布施を含めて3万円から20万円程度が多いようです。

ニュースで「数百万円請求された!」なんて怖い話を聞くこともありますが、それはごく稀なケース。ただ、普段からお付き合いがなかったのに急に「辞めます」と言うと、お寺側もいい気持ちはしません。事前の相談が、安く穏便に済ませるコツですよ。

新しい納骨先の費用

お骨を取り出したあと、どこに眠るか。ここが費用の総額を大きく左右します。 新しいお墓を建てるなら100万円以上かかりますが、最近人気の「合祀(ごうし)」といって、他の方々と一緒に眠るタイプなら数万円からで済みます。

また、お骨をパウダー状にして海に撒く海洋散骨や、自宅の手元供養にするなど、選択肢は広がっています。

知らないと損する!補助金と費用を安く抑える賢いワザ

年金暮らしの私たちにとって、数十万円の出費は大打撃です。「少しでも安くしたい」というのは切実な願いですよね。実は、やり方次第で費用はグッと抑えられるんです。

自治体の補助金制度を確認しよう

「お墓の引っ越しに税金が使えるの?」と驚かれるかもしれませんが、実は自治体によっては、墓じまいや改葬(お墓の引っ越し)にかかる費用の一部を補助してくれるところがあります。 これは、放置されたお墓が増えて自治体が困っているため、「ちゃんと片付けてくれるなら手助けしますよ」という制度なんです。

ただ、どこの市町村でもやっているわけではありません。まずは役所の「生活課」や「環境課」などに電話して、「改葬の補助金はありますか?」と聞いてみましょう。聞くのはタダですからね!

「永代供養」や「樹木葬」でコストダウン

私の周りでも最近、圧倒的に多いのがこの選択です。「自分たちが亡くなった後、誰がお墓を守るの?」という不安を一気に解消できるからです。 特に、お墓という形を作らず、シンボルツリーの下に眠る「樹木葬」や、お寺がずっと供養してくれる「永代供養墓(合祀墓)」を選べば、新しい墓石代がかかりません。

先日、私の近所の奥様も、「立派なお墓を建て直すより、そのお金で夫婦で最後の温泉旅行に行きたいわ」なんて笑って、10万円ほどの合祀墓を選んでいました。見栄を張らず、自分たちの身の丈に合った供養を選ぶのが、今のシニアの賢い選択と言えそうです。

複数の業者から見積もりをとる(相見積もり)

これはリフォームと同じです。1社だけで決めてはいけません。 「お寺の指定石材店がある」という場合は仕方ないこともありますが、そうでなければ必ず2〜3社から見積もりを取りましょう。驚くほど値段が違うことがあります。

「他のお店では〇〇円だったんですけど…」と相談するだけで、数万円安くなったなんて話もあります。

お金よりも大切?トラブルを防ぐ「家族会議」と手続きの進め方

お金の準備ができても、最後につまずきやすいのが「人間関係」です。ここを疎かにすると、親戚と絶縁…なんて悲しい結末になりかねません。私が今まで見てきた中で、一番揉めるのは「事後報告」でした。

親戚への根回しは早めに

「本家の墓を勝手にじまうなんて!」と、遠い親戚から怒鳴り込まれた、なんて話を聞いたことがありませんか? お墓は、あなただけのものではなく、一族の「心のよりどころ」であることも多いんです。

たとえ費用をあなたが全額負担するとしても、必ず事前に「足腰が弱くなって管理が難しいから、墓じまいを考えている」と相談しましょう。決定事項として伝えるのではなく、「相談」という形をとるのが、円満に進めるポイントです。

複雑な行政手続きもリスト化すれば怖くない

「改葬許可証」とか「埋蔵証明書」とか、漢字ばかりの書類が出てくると頭が痛くなりますよね。でも、基本的には以下の3ステップだけ覚えておけば大丈夫です。

  1. 今のお墓がある管理者(お寺など)から「埋蔵証明書」をもらう。

  2. 新しい納骨先(引っ越し先)と契約して「受入証明書」をもらう。

  3. その2枚を持って役所に行き、「改葬許可証」をもらう。

これさえあれば、お骨を動かすことができます。役所の窓口の方は親切に教えてくれますから、難しく考えすぎないでくださいね。

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 墓じまいというと、なんだかご先祖様を見捨てるようで、後ろめたい気持ちになってしまう方もいらっしゃるかもしれません。でも、決してそうではありませんよ。

荒れ放題のお墓にしてしまうことのほうが、ご先祖様にとっても悲しいことではないでしょうか。 無理のない範囲で、あなた自身が元気なうちに「これからの供養の形」を整えてあげること。それこそが、一番の親孝行であり、ご先祖様孝行なのだと思います。

どうぞ、焦らず、ご家族とゆっくり話し合ってみてくださいね。あなたの心が少しでも軽くなる選択ができるよう、心から応援しています。

この記事を書いた人(シニアライフの案内人)
悠々(ゆうゆう)

老後の不安、一人で抱えていませんか?お金・健康・孤独など、ご高齢者の方特有のモヤモヤを解消するヒントを発信中!難しい専門用語は使いません。頼れる仲間と一緒に、不安を「安心」と「楽しみ」に変えて、笑顔で過ごせるシニアライフを始めましょう。

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