
「夫が定年退職して年金生活に入ったけれど、私の年金ってこれだけ?」「友人はもっともらっているみたいだけど、もしかして私、何か手続きを忘れているんじゃないかしら…」。
最近、同世代の方からこんな不安の声をよく聞きます。長年、家族のために家事や育児を頑張ってきたのに、もらえるはずのお金を取りこぼしてしまうのはあまりにも悔しいですよね。
特に注意したいのが「振替加算」という制度です。実はこれ、条件を満たしているのに手続き漏れでもらえていない人が意外と多いのです。本記事では、あなたが損をしないためのチェックポイントをわかりやすく解説します。
そもそも「振替加算」ってなに?もらえる人の条件をわかりやすく解説
年金のことって、漢字ばかりで本当に難しく感じちゃいますよね。でも、安心してください。ひとつずつ、ゆっくりお話ししていきますね。
振替加算は「家族を支えた人へのささやかなボーナス」
簡単に言うと、振替加算というのは「会社員として働いていた夫(または妻)に扶養されていた人」の年金に、ちょっとだけ上乗せされるお金のことです。長年、専業主婦(または主夫)として家族を裏からしっかりと支えてきた方への、国からのささやかなボーナスみたいなもの、と考えるとわかりやすいかもしれません。
もらえる人の条件は?
細かい決まりはいろいろあるんですが、代表的な条件を3つに絞ってお伝えしますね。
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あなた自身が65歳になっていること
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あなたの生年月日が「昭和41年4月1日以前」であること
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会社員や公務員だった配偶者(夫や妻)に養われていて、あなたの収入が一定額以下だったこと
「あ、私これに当てはまるかもしれない!」と思った方は、ぜひこのまま続きも読んでみてくださいね。
要注意!手続きを忘れて損してしまうのはこんな人
「条件に当てはまるなら、なにもしなくても勝手に振り込んでくれるんでしょ?」と思うかもしれません。でも、ここが年金のちょっと厄介なところなんです。実は、人によっては自分で「ください!」と手続きをしないともらえないケースがあるんですよ。
自動的にもらえる人と、手続きが必要な人
もし、あなたが65歳になる前から、夫(または妻)の年金に「加給年金」という家族手当のようなものが付いていた場合は、あなたが65歳になると自動的に「振替加算」に切り替わります。
この場合は、特に何もしなくても大丈夫なので安心してください。でも、気をつけないといけないのは次のようなケースです。
ずっと専業主婦で、夫より年上の場合は要注意!
たとえば、「妻であるあなたの方が、夫よりも年上」というご夫婦はいらっしゃいませんか?この場合、あなたが65歳になった時点では、まだ夫は65歳になっていないことが多いですよね。
そうすると、あとから年下の夫が65歳になって本格的に年金をもらい始めたタイミングで、妻であるあなたが自分で「振替加算をください」という届け出をしないといけないんです。
日本年金機構から届く緑色の封筒やハガキ、文字が小さくて読むのが億劫になって、つい引き出しの奥にしまっていませんか?こういう大事なお知らせを見落としてしまって、「もらえるはずのお金をもらっていなかった!」と後悔する方が本当に多いんですよ。
今すぐ確認!もらい忘れを防ぐための簡単チェックリストと手続き方法
「私、もしかして手続き忘れてるかも…」と不安になってしまった方のために、ご自宅で簡単に確認できるリストを作りました。一緒にチェックしてみましょう。
あなたは大丈夫?簡単チェックリスト
以下の項目に当てはまるか、確認してみてくださいね。
- 自分の年齢が65歳以上で、昭和41年4月1日より前に生まれている
- 年下の夫(または妻)が最近65歳になって、本格的に年金をもらい始めた
- 自分はずっと専業主婦(または主夫)で、自分自身が厚生年金に入っていた期間は短い
- 「老齢基礎年金額加算開始事由該当届」という長い名前の書類をポストに出した記憶がない
当てはまる項目が多い方は、ちょっとだけ確認が必要かもしれません。
もし不安になったら、どうすればいいの?
「もしかして、私もらい損ねてる?」と思ったら、決して一人で悩まないでくださいね。一番確実で手っ取り早いのは、お近くの年金事務所に直接お電話で聞いてみることです。
その時は、お手元に基礎年金番号がわかるもの(青い年金手帳や、毎年誕生月に届くねんきん定期便など)を用意しておくと、お話がとってもスムーズに進みますよ。
「振替加算の手続き、私って済んでますか?」と聞けば、窓口の方が優しく教えてくれます。
もし「まだ届け出が必要ですよ」と言われたら、そのまま必要なお手続きのやり方や、持っていくものを聞いてみてくださいね。
最後に
年金の手続きって、なんだか役所の人に怒られそうな気がして、窓口に連絡するのも少し勇気がいりますよね。でも、あなたが若い頃から家族のために一生懸命に生きてきた大切な証拠、それが今の年金です。
もらえるはずのものは、しっかりと受け取って、これからの豊かな毎日のために、お孫さんへのお小遣いや、ちょっとした温泉旅行などに使ってほしいなと心から思っています。
温かいお茶でも飲みながら、まずは手元の年金のお知らせをそっと開いてみませんか?あなたのこれからが、もっと安心で笑顔あふれる毎日になりますように。



